脱どんぶり経営 経営者の借金や中小企業借入れ適正金額について
経営していくうえで借入れは必要だと言う人もいれば借入れなんかしてはいけないと言う人もいます。そして借入れは売上げの三分の1まで大丈夫と言う人もいれば借入れは売上げの半分までなら大丈夫と言う人もいます。これ何が正解で何が不正解なのかってのは答えは正確なのはないんです。何故なら仕事の種類や状況が違うからなんですね。
ですが、目指すべき姿というのがありそこに行けば経営はものすごく楽になります。
なので借入れの適正とかってのに関して書かせていただきますね。ちょっと私見も入りますがまあこういう解釈をしてれば間違いがおきにくいだろうなってのを書かせていただきます。
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借金はしてはいけないのか?と言う問題
これにも賛否両論あって状況によってそうも言ってられない人もいると思いますが、基本はしないのがいいです。理由は借金がなければまずつぶれないからです。(黒字倒産というのはありますがね)とはいえ借りないとどうにもならないという場合はしょうがないといえばしょうがないんですが、借金の適正値に戻せる段取りを踏んでいってそれを前提に借りるしかないですよね。
ただし借金といっても前向きな返せる計画を立てた上での借入れなら私はそんなにいけないとは思いませんが、あくまで伸びた業績の中で返せる計画があっての借入れなら多少はいいとおもいます。度を越えた金額でなければ。後、前向きな借入れね。これらはまあしょうがないかなと思います。
返せる適正金額を超えて借りてしまうから多くの人は返せなくなって消えていくわけなんです。
返せる適性金額内の借入れだとしても状態が変われば返せない事など山ほどあるわけなんです。不測の事態が起こったとき借金があるのとないのでは全然変わりますのでそういうことを考えながらやっていったほうがいいですよ。
ただ、完全に1回も借入れがないのも初回の借入れの時には審査が厳しいので3~4週間かかることもあります。この間持てばいいですが持たない人もいるんですよね。なので、公庫なり銀行なりにお金に余裕があるときに借入れを作っておいて返済実績を作っておくというのも一つの手段ですよ。しっかりした返済実績があればほぼ無審査で申込んだ2日後とかに融資してくれたりするので。
これ返済実績がないと貸してくれませんので。そんな使い方もあるんですね。
カードでお金を借りない事。
それとね、過去何人か相談乗っていましたがカードを使って会社を回していた人がいました。クレジットカードですね。キャッシングとか物販の場合仕入れをカードでとかね。仕入れの場合は1回返済でやってください。リボルリングを絶対に使っては駄目ですよ返せなくなります。
クレジットカードで会社の資金を回すなどしていたら絶対に駄目ですよ。
金利11%以上合ったら会社は回りません。
そして、カードで借入りいれしている人は公庫なりに行ってお金を借りて借入れを一括化して借り換えをしてください。カードのお金は金利が高いのでいくら払っても減りません。しかし、公庫とかの借入れは500万とか借りても5年払えば払い終わります。何年も払って減らない所から借金はしないでください。
売上げがしっかりいあり3年の確定申告の書類を持っていけばお金貸してもらえる確立高いです。仮にカードローンで借入れがあっても公庫は見ないところが多いので貸してくれます。
そういう所から直す必要があります。
では肝心ないくらまでなら借金していいのか?
これを記載していきます。色々説があり、売上げの半分とか売上げの三分の1とか三分の2までとか?いろいろ言われていますよね?こういうのコンサルが言っている事が多いんですが何で売上げの半分までいいの?その根拠は?売上げの半分まで借入れしてもいいなんて言っているコンサルがいっているようじゃお先真っ暗ですよ。何もわかっていません。
何で売上げの半分までOKなんでしょうか?
商売によって粗利が違いますよね?
私の商売などはコンサルに関しては仕入れがほとんどないので粗利が95%とかある商売です。
1000万売上げたら950万は残るんです。一方仕入れの必要な建築とかはどうでしょうか?1000万売上げても残っての2割あればいいところです。同じ売り上げ1000万円で残るのが200万ですよ。
残る粗利がちがうのに?
売上げの半分まで借り入れていいんですか?
馬鹿も休み休み言えって感じですよね。
借金は売上げからは返せないんです。
売上げというのはあなたの会社のお金ではなくて預かり金なんです。売上げから仕入れを引いたのが粗利です。その粗利の中から様々な経費払って残ったお金で税金払ってそして借金返すんです。もろもろ支払ったお金の中から払うんです。返済に充てるお金が足りないなら社長自ら無銭を切るか給料を取らなくても払っていかないとならない物なんですよ。
売上げの半分とか訳わからない数字鵜呑みにしたら会社つぶれますよ。
分配率にあわせて計算していくんです。計算方法があるんですよ。
分配率に関しては別ページに書きましたので詳しくはそちら見てください。このページの一番下にリンク入れておきます。
では、借り入れていい金額について解説させていただきます。
借り入れていい金額。
借り入れていい金額。本当は借入れ起こさないのが一番良いです。
けどそうもいえませんよね。なので分配率を使い借り入れても返せる金額を計算していきます。
分配率というのは下記です。売上げから仕入原価を引いたのを粗利といいます。
この粗利をビジネスに必要な様々な経費に割り当てて経営というのは回っていきます。
下記の数字を大きく間違えるとどんな大手でも倒産します。
その中で借金返済に充てられる数字が営業(利潤)分配率という部分です。
分配率に関してはこのページ一番下のリンクのページを参照してください。
で、利潤分配率から借金の返済はしていきます。その下にあるそいれぞれの経費を粗利から支払い残ったお金。一人でたっいぇいる場合はこの利潤分配率と人件費の分配率があなたの取り分ですので子の合算から払ってもいいです。
借金の返済原資はこの利潤分配率からしか出せないんです。
なので支払える限界があるんです。この数字を間違えるからあれ?_あんなに稼いだのにお金が残っていないぞ???ってなるんです。
この利潤分配率から借金の支払いと税金の支払いそして貯金をしていきます。
ですので20%といっても丸々使えるわけではないんです。ではこれを使って簡単に計算していきますね。
あなたの商売が仕入れ50%の商品を扱っている場合を例に計算します。
借金していい金額の計算方法
粗利50%だとすると1000万円売上げた場合粗利は500万です。
で、これを先程の分配率に当てはめると取れる使えるお金は
人件費に190万まで(スタッフガいる場合)
家賃など90万まで
管理費90万まで
広告費30万までとなります。
では利潤分配率は20%ですので100万円までです。
とはいえこれから税金と貯金に回す分がありますのでここ全て使えませんよね。使えてこの半分なんです。という事は借金の返済原資はこの半分頬になります。支払いに使えるのは50万円がいいところなんです。年間1000万の売り上げで仕入れ50%で年間でこの金額です。この金額の5年分+減価償却費しか借金の上限てないんですよ。
粗利50%計算でこれになります。
ほとんどの会社そんな事わからずにどんどん借金しますよね?だからいなくなるんです。
返せない金額を見栄はってか?苦しいからか借入れしてしまうんです。返済原資がそれしかないんです。それなのにその計算をしないまま色々なものにお金をかける。家賃が高い人もいますし、人件費比率が高すぎる人もいます。もしそれらが超えてしまっているならそれらの調整をして適正な数値にまず戻す必要があるんですね。
粗利がもっと悪い商売の場合もっとシビアですよ。
返済原資がないのにお金を借りては駄目なんです。すでに借りているなら適正な数値に戻す努力をしてください。
それとね多くの人が間違える黒字の考え。
よく会社が黒字化する時、月の収支で黒になったら黒字って計算をする人が多いですが、借入金がある限り黒字化は100%ないですよ。月単位の黒字は会計学上の黒字です。借金返し終わるまで黒字化はしないんです。なのに、月単位で利益で出すとすぐに追加融資とかいって気軽に借りにいくでしょ?それが積もり積もって首が回らなくなるんですよ。
なので、初期投資は5年以内に回収出来る商売以外はやる物ではないんです。何故なら今の時代5年後ってどれぐらい進化しているかわかりますか?ものすごい進化ですよね私の業界では5年前って言えスマホではなくまだ携帯電話のほうが全盛でした。5年前携帯電話の広告や携帯サイト扱っていた30億ほど売上げていた知り合いの会社があっという間に倒産していきました。一気に時代がスマホに振れたんです。その波についていけなかったんです。
立地も今は5年持たないといわれています。ですので初期投資の回収に5年以上かかる商売は失敗をする可能性が高いんです。そういうの考えてビジネスって組み立てるものですよ。
まとめ
高度経済成長やバブル期などは時代の流れがゆっくりでしたのでどんぶりで持ちかましたが、これからの時代さらに動きが加速して情報戦になってきます。今の時代にどんぶりなどしていたらひとたまりもないですよ。一人でやっているならまだましですが組織を持って2~3人でも人がいるならしっかりと計算しながらやるのが経営です。その辺踏まえて勉強していくといいですよ。
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