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ニッチとターゲットの絞り込みの憂鬱

 2022/11/28 未分類
この記事は約 7 分で読めます。 1,300 Views

経営の勉強をしているとニッチ戦略をしなさいとかターゲットの絞り込みをしなさいとか

この手の話、頻繁に聞くし目にします。

そして、そういう指導をされるものだから多くの人はそれをまねしますが

それがゆえにビジネスをダメにしてしまう人もいるのが事実なんです。

ニッチ狙ったほうが良いビジネス確かにあります。ターゲットの絞り込みをしたほうが良い時期も確かにあります。

ただこれは条件が変わると一気にダメにもなる可能性もある戦略なんです。多くの人はこれを知らず

ニッチを狙ってターゲットを絞り込みをやって状況を悪くしてしまいます。

どんなビジネスでもニッチを狙ってターゲット絞り込めばいい訳ではないですよ。

ここ知らないでその言葉をうのみにすると大けがします。

では、ニッチ狙いでうまく行く場合とターゲットの絞り込みで

うまく行く場合あるいは失敗する場合の解説をさせていただきます。

ニッチ狙うといい場合

ニッチって基本言葉の意味を調べると隙間という意味です。隙間産業をさします。

隙間なんでお客様はごく少数です。

ですが多少はお客様がいるわけです。そのお客様は大手などは狙わないからそこを狙うと

うまく行きやすいですよという話をされます。

ですが、しょせん隙間なんで圧倒的な顧客数が少ないんです。

そこで売り上げを上げるという事だけをしたらすぐに市場飽和が起きて

お客様が取れなくなるという現象に巻き込まれます。

ただ、目的が

副業で少額を狙うとか大きなビジネスの中の一部でそこを狙うなどはアリです。

ニッチを取った事例でアマゾンがあげられる事がありますが、多くの本を扱っている中で

ニッチジャンルの専門書なども扱っているから成り立つわけで

アマゾンがニッチな本だけ扱っていたらとっくにつぶれています。

大きな流れの中で一部の入り口として狙っているだけの事ですので

ニッチだけ狙っても成り立たないんです。

例えば、ペットショップなどで爬虫類や珍しいメダカなどを扱いうなどの

扱いで、その後の餌や周りの道具などを販売するあるいは、そこで

爬虫類好きやメダカ好きのお客様のリストを集めて複合でお客様に何かを売る

この形式にするなら成り立つ可能性があります。

あるいは副業でメダカの配合などを行い販売すると2万前後の価格で売れるようです

これを小遣い稼ぎでやるという感覚ならニッチでも良いと思いますが

市場規模を考えた上でのニッチ出ないと成り立ちません。

なので、なんでもニッチ狙ったらうまく行くわけではないということです。

戦略としてニッチ商品を組み込むなどを考えるあるいは

リピート販売がおこる商材でニッチを狙うなどですが

これがないと成り立ちません。

1回の売り切りでニッチ商材を狙うとすぐに飽和しておしまいという現象に巻き込まれます。

ターゲットの絞り込みも状況によりリスクがあります

ターゲットを絞り込めという話も聞きますが

ターゲットは絞れば絞るほど顧客層が減るんですよ。

これ当たり前のことですよね?

けど皆が皆これ鵜呑みにして絞り込みかけますが、自らお客様を絞り込んで

お客様が来ないって何事と?思いません?

絞り込むとお客様が明確化してわかりやすい事例などもあります。

例えば、先生講師業の為のというようなセミナー展開はインターネットでやれば

市場が大きいの一つのやり方としてはありかもしれませんが

地域属性のあるビジネス展開をしている人が絞り込んだらどうでしょうか?

人口10万人しかいない田舎町で先生講師業だけに向かって講座開いて

長い間ビジネスできると思いますか?

あっという間に飽和して市場が枯れます。

なので短期でビジネス駄目にするんです。

市場規模と対象顧客数考えて組む事そして地方都市でターゲット絞って成り立たせるには

もう一つ条件があります。

地方でターゲット絞っていい場合

地方のリアルビジネスなどの場合、お客様の数が限られています。そして、地方に行けば行くほど

所得は下がってきますのでこの辺を考慮に入れた考え方が必要です。

お客様の数が減って収入が下がるわけですので高額商材を売っていたらすぐに枯れます。

地方の条件でターゲットの絞り込みを掛けた場合成立させられる商材はリピート商材のみです

同じ人が何度も購入する使うような商材ですね。

使用頻度という項目を考えてビジネスを組まないと成り立ちません。

弊社お客様で美容室を経営されているお客様がいました

このお客様地方とは言い切れませんが郊外立地にお店を構えていて

あるジャンルに絞った専門サービスを中心にメニューを組んでいたのですが

いまいち伸びきらなったそうです。

そこで、私のいつも書いている所得指数を考えて

売価を工夫したそうです。

それだけでお客様は2倍に増えたそうですよ。実際にお客様から

報告いただいた事例です。

それまでは一般的言われるターゲットを絞り込んで売価を上げる事

のみに特化して集客に苦戦していたようです。

リピートの多い商売なら入り口を絞ってお客様の数を減らすより

多くのお客様に利用いただきリピート数を上げたほうが圧倒的に展開が楽です。

エリア属性や商品属性、単発商材かどうかなど

売れる要素が異なるものを考慮せず猫も杓子もニッチ行ってターゲット絞り込み狙うから

苦戦するんです。

物事には多面性があるのでその事例が自分の商売・商品・エリア・客層で

成り立つのかどうかの判断をしないと大怪我しますよ。

ニッチを狙うもターゲットを絞り込むも鵜吞みにするとすぐにダメになります

ニッチを狙うのしてもターゲット絞りこむにしても

人口と利用頻度、使用頻度などまで考えた商品かどうかで効果は大きく変わります。

多くはここを考えず1回しか買われないような商品で

ニッチを狙ってターゲットを絞り込んで失敗を招く傾向が多いです。

これネット上でも一緒ですよ

ターゲット絞りこんで絞り込んだがゆえに高額で販売していたらお客様の数が少なくて

短期でダメになるビジネスって結構多いんですよ。

意外と早く顧客を食い尽くすという現象は起こりえます。

これを改善するには?

これの改善策はいくつかあり同ターゲットに売れる商材の追加商材を出すこと

サブスク型のモデルを作りリピート販売ができる形に変更すること

ターゲットを広げる事、あるいはエリアを広げる事

などで改善していくことができます。

数年でダメになるビジネスを繰り返している人は実はこの罠にまはまります。

狙った市場規模が狭いうえに(ニッチ)さらにターゲットの絞り込み

かけたらきつくなるのは当然のことだと思いますけど。

まとめ

物事には多面性があり片方しか見ないと気づかないことがあります。

世の中の指導ではニッチを狙えターゲットを絞り込めという指導多いですがそれが正解の場合とそれをやってはいけない場合があるということをよく認識したほうが良いと思います。

自分の扱う商品・サービスの場合どうなんだろう?とよく考えたうえで導入を検討しないと大変な思いをすることもあるということですね。

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